ミネラルウォーターの基礎知識

ミネラルウォーターの基礎知識

ミネラルウォーターというとペットボトル入りのお水を想像する方が多いと思います。少なくとも私も未だにその感覚があります。
おそらくペットボトル入りのお水の宣伝で『これがミネラルウォーターだ!』というふうに刷り込まれた結果なんですよね。すべてが間違いではないんですが、良くも悪くも宣伝にはそういう刷り込みがあるので皆さん気を付けましょう(笑)
てことで、ミネラルウォーターとはいったいどういうものなのか、ということを世界のミネラルウォーターと比べながら解説していきたいと思います。

 

 

 

世界各国との基準が違う!?

 

各国それぞれ環境や気候が違うという観点からミネラルウォーターの基準は世界各国で違います。
代表的な違いで言うと、殺菌処理の義務の有無です。日本では殺菌処理が義務付けられていますが、ヨーロッパでは殺菌処理が義務付けられていません。
それはなぜかというと、殺菌処理によって水の組成が変わり味が変化してしまう恐れがあるからなんです。日本では安全を重視し、ヨーロッパでは味を重視しているといった感じですね。ただし、一概には言えません。

 

近年海外産のペットボトル入りミネラルウォーターに安全基準の100倍の細菌が検出されたり、カナダで行われた市販のミネラルウォーターの調査結果では、市販のほとんどに沢山の細菌を含有していたとの調査報告があります。

 

なので胃腸があまり強くない日本人にとってはあまり飲まないほうがいいかもしれません。海苔を消化できるのは日本人だけというように、欧米の方と体質が違うという点でも避けたほうがよさそうかも・・。

 

日本のミネラルウォーターの分類

 

日本では1990年に採水地や処理方法から4つの分類に分けて品質表示ガイドラインに設定されました。

 

ナチュラルウォーター

 

特定の地下水をくみ上げて、科学や物理的な処理をせずに自然な処理のみをしたお水。

 

ナチュラルミネラルウォーター

 

ナチュラルウォーターよりもミネラル成分がより溶解したお水です。ウォーターサーバーの会社で『天然水』を謳うものは大体これに分類されます。

 

ミネラルウォーター

 

品質を安定させるために、物理的、科学的に処理されたお水。

 

ボトルドウォーター

 

特定の水源ではなく、さまざまな処理が行われたお水。 RO水はこれに分類されます。

 

 

 

欧米のミネラルウォーター

 

国際的な食品規格であるコーデックスに基づいて欧米のミネラルウォーターは管理されています。

 

ナチュラルミネラルウォーター

 

日本のナチュラルミネラルウォーターの定義に加え、医学的にも科学的にも水の安全性が認められたものになります。
しかも採水時に空気に触れてはならないこと、採水地の環境保全がなされていることなど、日本より厳しいようです。
そしてこの条件から外れたナチュラルなお水をスプリングウォーターといいます。
ということは、日本のナチュラルミネラルウォーターは欧米ではスプリングウォーターになるわけですね・・。

 

更に加熱処理されミネラルを添加されたものはプロセスドウォーターといいます。

 

 

 

世界の水質基準

 

さてここで日本と世界の代表的な水質基準を比較していきましょう!

 

大腸菌

 

日本は検出されないこと、世界保健機関とヨーロッパは100ml中に検出されないこと、アメリカは1mlあたり5%以下。

 

フッ素

 

日本では0.8mg/Lに対し、世界保健機関とヨーロッパでは1.5mg/L、アメリカは4.0

 

ヒ素

 

日本、世界保健機関、ヨーロッパ、ともに0.01mg/L、アメリカは0.05mg/L

 

クロム

 

日本、世界保健機関、ヨーロッパ、ともに0.05mg/L、アメリカは0.1mg/L

 

 

他にもたくさんの項目で基準が設けられていますが、日本はダイオキシンのほか、クロロタロニル、ダイアジノン、ジクロルボスなどの農薬成分に特に厳しいようです。
アメリカ環境保護省の基準は少し甘いですね・・。ちなみにクリスタルガイザーはアメリカのお水です。

 

 

 

硬水と軟水

 

日本のお水は軟水がほとんどで、欧米では硬水がほとんどです。それは日本は国土に対して山地が多いのと、気候も関係して水が地層から短時間で湧き水として出ていくため地層のミネラルをあまり溶かさないからなんです。
対して欧米では平野が国土を占めるため、長期間地層内を水がゆっくりと移動しながらミネラルを蓄えていきますので栄養価の高い硬水となるんです。

 

しかし飲みやすさでいうと軟水です。スーパーなどで市販されているコントレックスという硬水はご存知ですか?
硬水を体験するのに一度飲んでみてはいかがですか?多分ビックリしますよ(笑)

 

硬水と軟水については別の記事で詳しく解説いたします。